なぜそうなるか
ノートパソコンを処分するとき、PCリサイクルマークがあれば新たな料金はかからない——パソコン3R推進協会は、マークの付いたパソコンは「新たな料金をご負担いただくことなく」廃棄できると書いていました
机の引き出しや押し入れに、もう使っていないノートパソコンが1台眠っている。そういう家は少なくないと思います。
いざ処分しようとすると、迷うことが2つ出てきます。どこに出せばいいのか。中のデータはどうすればいいのか。
パソコンには、メーカーが回収する仕組みがあります。その窓口の案内を、パソコン3R推進協会という団体が出しています。
その仕組みの目印になっているのが、本体に貼られた「PCリサイクルマーク」です。このマークがあるかないかで、回収にかかるお金が変わります。
データについては、総務省が国民向けのサイバーセキュリティの頁で、機器を捨てる前に気を付けることを書いています。消したつもりのデータが残る、という話です。
この記事では、パソコン3R推進協会の「PCリサイクルマークについて」「リサイクルの手順」の2頁と、総務省の「使わなくなった機器を放置しないようにしよう」の頁を、2026年9月26日の時点で読みました。どの機種を買うべきか、回収の料金がいくらかは扱いません。
・PCリサイクルマークは、平成15年10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼られている
・マークの付いたパソコンは、廃棄するときに新たな料金がかからない
・マークのないパソコンは、回収再資源化料金がかかる
・申込みはパソコンメーカーへ。回収するメーカーがなければパソコン3R推進協会へ
・画面上で消したデータが、ハードディスクに残っていることがある
PCリサイクルマークは、どのパソコンに付いている?
うちのノートパソコンにも、そのマークは付いているの?
「PCリサイクルマークについて」の頁の書き出しは、次の1文です。
「PCリサイクルマーク」は、平成15年(2003年)10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼付されているものです。
ただし、最初から貼られていない製品もあるそうです。
※家庭向パソコンは原則としてマークがついて販売されていますが、一部、お申込みなどに基づきメーカーからPCリサイクルマークをご送付する製品もあります。
マークがあるかないかで、料金が変わる
マークの有無と料金の関係を、同じ頁はこう書いていました。
このマークの付いたパソコンは、廃棄する際に新たな料金をご負担いただくことなく、廃棄いただけます。
PCリサイクルマークのついてないパソコン(平成15年9月までに購入された製品)は、回収再資源化料金をお客様にご負担いただきます。
2つを表にすると、次のようになります。当方が頁の文を並べ直したものです。
| マーク | 回収にかかるお金 |
|---|---|
| 付いている | 新たな料金はかからない |
| 付いていない(平成15年9月までに購入) | 回収再資源化料金がかかる |
申込みは、どこにする?
回収を頼むのは、お店? 市役所?
申込みの手段について、頁の文です。
ほとんどのメーカーでは、インターネットからの申込みが可能となっています。
回収の対象として挙がっている機器は、次のとおりでした。
デスクトップパソコン、ノートパソコン、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ一体型パソコン、液晶ディスプレイ一体型パソコン
ノートパソコンも、この中の1つです。
回収するメーカーがないときは、協会が受ける
メーカーがもう無いなど、回収する先が見当たらない場合の扱いも書かれていました。
この場合は「有償」です。マークの有無とは別の話として、頁に注意書きがあります。回収を行うメーカー等がないパソコン(含むディスプレイ)は、一般社団法人 パソコン3R推進協会が有償で回収致します。
申し込んだあとは、郵便で送る
申込みのあとの流れは、郵便を使う形です。
申込み後、メーカーよりお客樣宛に「エコゆうパック伝票」が郵送されます。
伝票を貼って郵便局に集荷を頼むか、郵便局に持ち込む流れです。コンビニエンスストアや簡易郵便局では取り扱えない、と頁にあります。
捨てる前に、データはどうする?
ファイルを消して初期化すれば、もう大丈夫?
総務省の「使わなくなった機器を放置しないようにしよう」の頁の文です。
画面上でデータが消えているように見えても、実際にはハードディスク上にデータが残されたままになっていることがあり、特殊なソフトウェアを利用することで、削除されたはずのファイルを復元することが可能です。
同じ頁は、ハードディスクには専用のデータ消去ソフトを使う方法を挙げています。そのうえで、SSDについては注意が1つ添えられていました。
なお、SSDについてはその特性からハードディスク用のデータ消去ソフトでは完全に消去できない場合があるので、専用のソフトを使用するか物理的な破壊などを検討しましょう。
手元のノートパソコンの記録装置がハードディスクかSSDかは、機種で異なります。どちらに当たるかは、この記事では判断していません。
よくある質問
マークが見当たらないノートパソコンは、回収してもらえませんか
協会の頁は、マークが付いていないパソコンも回収の対象とし、その場合は回収再資源化料金がかかるとしていました。料金の額は、メーカーへの問い合わせを案内する形でした。
会社で使っていたパソコンも、同じ流れですか
読んだ2頁は、家庭向けパソコンのマークと回収の流れを書いたものです。会社で使っていたパソコンの扱いは、この記事では確かめていません。
データを消したかどうか、自分で確かめる方法はありますか
総務省の頁は、消去の方法としてデータ消去ソフトや物理的な破壊を挙げていました。消えたかどうかを確かめる手順は、読んだ頁には書かれていません。
この整理が変わる条件
- パソコン3R推進協会の案内や、メーカーの回収の受付方法が改められた場合(本記事は2026年9月26日に読んだもの)
- 家庭向けではないパソコンを処分するとき
・本体に PCリサイクルマークがあるかを見る
・マークがあれば、廃棄するときに新たな料金はかからない
・マークがなければ、回収再資源化料金がかかる
・申込みはパソコンメーカーへ。回収するメーカーがなければ協会へ(有償)
・画面上で消したデータが残ることがあるので、捨てる前に消去の方法を確かめる
出典
- パソコン3R推進協会「PCリサイクルマークについて」 https://www.pc3r.jp/home/pcrecycle_mark.html
- パソコン3R推進協会「リサイクルの手順」 https://www.pc3r.jp/home/recycle_flow.html
- 総務省「使わなくなった機器を放置しないようにしよう」(国民のためのサイバーセキュリティサイト) https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/security/end_user/general/08/
回収の申込み先と料金は、お使いのパソコンのメーカーの案内で確かめてください。
当方が上の出典を引いて確かめた日: